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Samsung Smartphone Galaxy S20 ディスプレーパネル交換(LCD化)修理 メモ 2026/ 8/17~22

・ディスプレーが故障して真っ白になってしまい1年以上放置しておいたサムソンのスマートフォンS20のディスプレーパネルを交換した。
 S20は2020年、サムソンから発売された当時のフラッグシップモデルで高価ですがディスプレーは
 有機EL(AMOLED: Active Matrix Organic Light Emitting Diode)で発色がよくまた小型薄型で低電力で優秀だ。
 現在使用中のスマホ(モトローラ)より機能が優れ、かつ高速なので修理の機会を探っていた。
 初めてのスマホ修理なので経済的リスクを下げるため安価な代替えLCDタイプに交換してみた。
 LCDタイプは、厚みが増え、画質が落ち、指紋センサーが使えず、バッテリー消耗が速いなどのデメリットがある。
 交換して、新たな問題点がいくつか見つかったものの基本機能が使えるようになった。
 表示は思っていたより良かった。
 以下はその作業の記録メモです。


MEMO
1. 修理対象のスマホについて
 S20のこのモデルはauのSCG01として販売されていたものです。
 SIMフリー化して格安スマホ会社(MVNO)の契約で1年ほど使用していたが、時々ディプレーが真っ白になることがあった。
 その時は、ディスプレーの下部が熱くなり、原因はディスプレー基板上のドライバICの故障と推測していた。
 時々正常モードに復帰したが最終的に故障モードから復帰しなくなった。 故障後も何か表示をしようとしている気配はある。
 WEBのYoutube等には、修理作業動画がたくさん出ているので参考にした。
 簡単そうだが、大胆で緻密な作業が必要である。

・ 故障したディスプレイの表示の様子

   起動後の白画面の様子

2. 分解1 - 裏ぶたを外す
 手帳型ケースを使用していたのでスマホが高温になっていたためかもしれないが、
 ケースから外した時点で裏ぶた(ガラス製)に隙間があった。
 そのため、薄へらを使用せずに簡単にはがせた。

・ 裏ぶたをはがす様子


  スマホの中は隙間がなく、ぎゅっと詰まっている

・スマホを開けた内部のようす
   <
  スマホの中は隙間がなく、ぎゅっと詰まっている。
   左:バックパネル。 右:本体ディスプレー側。
  バックパネルの周囲は粘着テープで固定されている。
  ・バックパネルの能動部品は主カメラ用収音マイクだけ。
  ・本体背面側の上部と下部に複数の通信アンテナがある。
   背面中央部には非接触充電用のコイルが入っているシート。

3. 購入LCDをチェック

 裏ぶた開封後、充電コイルを外し すぐに購入LCDの機能を確認する。
  各コネクタの外し・接続は、バッテリーコネクタを外してから行うこと。(きわめて重要)
   テストモード:電話モードで 「*0♯*」を入力すると、表示状態とタッチパネルを確認できる。
   この段階で不良の場合、返品が可能。

4. 分解2 - 各部品の様子
・ 主カメラ部分
  
  レンズを触らないように注意して扱う。
  バックパネル側にレンズ保護ガラスと主カメラ用収音マイクがある。(電気的接続はバネ圧接)

・ 非接触充電用コイル(基板に粘着貼り)と下方のスピーカとアンテナがある基板
  
  上方のCPU放熱版(金属)のネジ(5本)、
  下方のスピーカ基板のネジ'(5本)を外し、 両者を一緒に本体から分離する。
  (写真)左:スピーカ基板裏面、中:スピーカ基板、右:本体フレーム。

・ 下方スピーカ基板の奥にあるUSB基板、バイブレータを外す
     
  メイン基板とサブ基板(USD基板)間の2本のフラットケーブルを外す。
  3本のネジを外しサブ基板を外す。
  (写真) 左:取り外したサブ(USB)基板とバイブレータモータ、中:本体フレーム(モータを外す前)、
        右:サブ(USB)基板裏面の拡大。(フレームGND接触端子が多数ある)

・ バッテリーを外す
  
  バッテリをフレームに貼っている接着材をやわらかくするため
  バッテリエリアのまわりにIPSを流し込み、時間をかけて軽く持ち上げながら接着剤を緩め外す。
  バッテリ: 3,880mAh (小さい)

・ アンテナを兼ねている上部メインボードカバーを外す
  
  4本のネジを外しメインボードカバーを外す。
  アンテナの形状は各国の電波周波数にあわせ、形状が異なる。
  (写真) 上:本体フレーム、下左:上部カバー(裏面)、下右:(表面)

・ SIMホルダーを外す
  
  ピン穴にピンを入れて押してSIMホルダを引き出す。
  メインボードを外す前に必ず行うこと。
  (写真) 上:本体フレーム、下左:上部カバー(裏面)、下右:(表面)

・ 自撮り用カメラを外す
  
  カメラ底面の周辺部に粘着クッションでかるく貼ってある。
  コネクタを外してから、ゆっくりと引き出す。
  (写真) 上:本体フレーム、下左:上部カバー(裏面:レンズ側)、下右:(表面)

・ メインボードを外す
  
  電源ボタンのコネクタ、明るさセンサのコネクタを抜く。
  カメラ部のネジ1本(他と同じ 1mmx4.0mmネジ)とメインボード専用ネジ1本(1mmx2.89mmネジ)を外す。
  メインボードをフレームから引き出す。  

・ メインボード 表裏を見る
     
  (写真) 左:メインボード(表) カメラレンズに触れないように。、右:メインボード(裏)

・ 電話用スピーカ(ステレオ時の右スピーカ)を外す
  
  スピーカ底面の周辺部に粘着クッションでしっかり貼ってある。
  (写真) 下左:スピーカ面(音が出る面)、下右:スピーカ背面(こちらが表面でカバーに接続する)

・ 明るさセンサを外す
  
  センサは一部の配電部で接着されているので丁寧に外す。
  (写真) 下左:センサー受光面、下右:取り付け時の上面(こちらが裏面カバー側)
  (注) LCDフレームには光を通す穴がないのでこのセンサは無効になる。

5. 分解3 - 各部品を外したフレームの様子
・ 交換用LCDディスプレー(フレーム付き)と比較
  
  (写真) 写真上::従来スレーム(分解後)、写真下)新規購入LCD版。並べて比較。
  この後、自撮リカメラ用の四角いクッションは、LCDフレームに移植した。

6. 逆手順で部品をLCDフレームに移植・再組立て
・ 移植完了。
  すべての部品を逆手順で LCDディスプレーのフレームに移植した。
  
  移植後、この状態で各機能を確認する。
  (写真) 完了後のLCDディスプレーフレームの様子。

・ バックパネルを貼る。
  貼り付けは両面テープ。
  既存の粘着テープをはがして類似形状になるように2mm幅の粘着テープを貼ります。 
  
  裏ぶたを張り合わせて 完成

7. 完成(手帳型ケースに収めた)
  


8.メンテ結果
・ LCDに交換して基本機能が使えるようになった。
 表示品質は思っていたより良かった。
 しかし、交換して次の問題点が判明した。
 1.明るさセンサーの受光窓がなくセンサーは無効になる。
 2.上部スピーカの音が出るディスプレーの切込みがない。穴がないので上部Spはほとんど音が聞こえない。
 3.前面カメラの取り付け面の高さが低く窓ガラスがレンズにあたりピントが合わない。
  →取り付け時にカメラ下部の周囲にやわらかい座布団をかませて回避した。
  →そのため光軸が少し下向きになり画面下部にケラレが発生した。
 4.設定してもダブルタップで電源がONしない(ダブルタップOFFはOK)。
  →毎回電源SWを押す必要があリ不便です。
 5. 電池の消耗が速い。電池の健康度は80%だが、二日間でなくなる。

(総括)
・内部の部品をすべて移植する経験ができたので、少し使用してみて後日LCDではなくAMOLED(有機EL)タイプに
再度変更したいと考えている。

とりあえず何とか表示できるようにメンテを完了できた。 めでたし めでたし。
 (^|^;)

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(参考情報)
・https://www.youtube.com/watch?v=CZ96SBDW-ZU
 を参考にした。(英語版)

・S20 仕様

Galaxy S20 5G

ディスプレイ

約6.2インチ

約1677万色(有機EL(Dynamic AMOLED))

Quad HD+(3200×1440ドット)

質量

約163g

サイズ(幅×高さ×厚さ)

約69mm×152mm×7.9mm

(最厚部約9.2mm)

CPU

Snapdragon 865

ストレージ(ROM/RAM)

ROM:128GB

RAM:12GB

連続待受時間※1

国内

約410時間

海外(GSM)

約410時間

連続通話時間※1

国内

約1680分

海外(GSM)

約900分

Wi-FiRテザリング最大接続数

10台

充電時間

TypeC共通ACアダプタ01(別売)使用時:約130分

TypeC共通ACアダプタ02(別売)使用時:約90分

カメラの有効画素数

リアカメラ:約1200万画素 + 約1200万画素+ 約6400万画素

フロントカメラ:約1000万画素

無線LAN(Wi-FiR)機能

IEEE802.11a/b/g/n/ac/ax準拠※2

BluetoothR機能

対応バージョン

BluetoothR標準規格Ver.5.0

出力

BluetoothR標準規格Power Class 1

通信距離※3

見通しの良い状態で10m以内

対応プロファイル※4

GATT(Generic Attribute Profile)

OPP(Object Push Profile)

HSP(Headset Profile)

HFP(Hands-Free Profile)

A2DP(Advanced Audio Distribution Profile)

AVRCP(Audio/Video Remote Control Profile)

SPP(Serial Port Profile)

apt-X

SCMS-T

PBAP(Phone Book Access Profile)

HID(Human Interface Device Profile)

PAN(Personal Area Networking Profile)

PAN-NAP

PAN-U

SAP(SIM Access Profile)

DI(Device Identification Profile)

HOGP(HID over GATT Profile)

使用周波数帯

2.4GHz帯

(2.402GHz ~ 2.480GHz)

※1 連続通話時間・連続待受時間は、充電状態・気温などの使用環境・使用場所の電波状態・機能の設定などによって半分以下になることもあります。

※2 IEEE802.11n/axは2.4GHz、5GHzに対応しています。

※3 通信機器間の障害物や電波状態により変化します。

※4 BluetoothR機器同士の使用目的に応じた仕様のことで、BluetoothR標準規格で定められています。